宮崎ひなた⾷べる通信(現在、冬号の購読を受付中。お申し込みは2020年11月8日正午で締め切ります)

 季刊2,500(消費税込み・送料別途読者負担)

編集長のひとこと

「食べる通信」とは農業、漁業などにたずさわる生産者を特集した読みものと、その生産者が収穫した食べものがセットになって定期的に届く“食べもの付き情報誌”。2019年2月までに『東北食べる通信』をはじめとする国内36通信、海外4通信が展開されています。

 

編集長を務めるのは、宮崎県日向市で中小企業の経営をサポートする「ひむか-Biz」センター長の長友慎治。なぜ私が「食べる通信」の発行を決めたかというと、3年半前に東京から宮崎にUターンし、農業や漁業の生産者と知り合う機会が増えたから。

 

一次産業の現場では、流通システムの中で丹精込めて育てた作物を買いたたかれることによる離農や、担い手不足など課題が深刻化しています。私が東京で暮らしていた20年間、一次産業の生産者さんたちの苦労やこだわりをまったくといっていいほど知らなかったことが恥ずかしいと感じました。

 

同時に、その生産者さんたちから購入させていただく新鮮な野菜や、旬の農作物の美味しさに感動する毎日を今は過ごしています。この幸せを都市部の皆さんにもおすそ分けしたい。そして一次産業の現場の裏側にあるドラマや豊かな自然の中での魅力的な営み、都市部に住む人が失った心の通った暮らし、といった貨幣に換算できない価値を「食べる通信」を通じて消費者の食卓に届け、一次産業の新たな価値を開拓したいと思いました。

 

『宮崎ひなた食べる通信』を通じて消費者と生産者がモノとお金の交換だけにとどまらない関係性を育むことができれば、そのファンコミュニティの中で生産者がこだわった生産・販売を続けることができるようになります。『宮崎ひなた食べる通信』を年4回発行し、宮崎の魅力ある生産者のファンを日本中に生み出していきたい。この「食べる通信」の発行を通して、持続可能な一次産業の向かうべき未来を探求していきます。

 

『宮崎ひなた食べる通信』では生産者さんの営みを1年を通して取材したいとの想いから8号目(2020年11月末発行予定)までご登場いただく生産者さんを決めています。収穫時期だけを取材するのではなく春、夏、秋、冬と年間の活動を理解すると、その食べ物の恵みのありがたさ、生産者の苦労、農業や漁業の生産現場が抱える課題などが見えてきます。その上で、旬な食べ物が持つ栄養や滋味、その時にしか楽しめない味わいをお届けします。

 

2020年11月にお届けする冬号は、宮崎県日向市平岩の甲斐裕治さんが育てる国産バナナをお届けします。陸上自衛隊のエリート部隊で活躍していた甲斐さんが故郷・宮崎に帰ってきたのは2009年。それから農薬と化学肥料を使わない農業に勤しみ、4年前からはバナナの栽培を始めました。甲斐さんが育てるバナナは4種類。「アップルバナナ」「アイスクリームバナナ」「宮崎バナナ」「スーパーミニバナナ」。しかし、収穫が期待された一昨年、昨年は2年連続で大型台風が宮崎を直撃。バナナの木が倒れるなどの被害に遭い、ほとんど収穫することができませんでした。それでも甲斐さんは、「バナナの株が増えて密集するようになれば、お互いが支えあって台風がきても耐えられるようになる」と、今年こそはと意気込んでいます。何度危機が訪れようとも、今日まで栽培を続けてきた「不屈のバナナ」は甲斐さんの生き様そのものです。

 

台風シーズンを無事にサバイブした「不屈のバナナ」を、読者の皆様には11月下旬にお届けする計画で準備しています。宮崎の太陽の恵みをたくさん浴びた国産バナナ、どうぞ楽しみにお待ちください。

 

【創刊号~8号にご登場いただいた生産者】
創刊号~黒木栄次さんの梨大根(日向市美々津)※2019年2月末お届け
2号目~藤崎直子さんのハーブ(日向市平岩)※2019年5月末お届け
3号目~黒木竜太さんのいらかぶ(美郷町西郷)※2019年8月末お届け
4号目~児玉幸裕さんの細島いわがき(日向市細島)※2019年11月末お届け
5号目~いけとも農園の完熟ミニトマト(門川町庵川)※2020年2月末お届け
6号目~山の子農園の農薬不使用野菜セット(日向市美々津)※2020年5月末お届け
7号目~熊野敏行さんのへべす(門川町尾末)※2020年9月中旬お届け予定
8号目~甲斐裕治さんのバナナ(日向市平岩)※2020年11月末お届け予定

※作物の育ち具合により変更になる場合もあります。

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